遠い昔はヨーロッパの貴族だけが使用を許されたテーブルクロスですが、当店のような格安ネット通販も登場した現代では、様々なお客様に幅広い用途でオーダーを頂いております。こちらのページはテーブルクロスの歴史について簡潔にご紹介致します。
テーブルクロスの起源は定かではございませんが、8世紀のヨーロッパでは既にその原型が存在したとされています。スプーンやナイフなど、金属食器が使用されるようになる16世紀後半まで、主に口や指先の汚れ拭きとして利用されていました。
余談ではありますが、13世紀頃のヨーロッパにおいて、テーブルクロスは非常に高貴なもので、とりわけ純白の麻で作成されたものや、家紋やオリジナルのシンボルがプリントされたものは貴族以外の使用が認められていませんでした。
日本においてテーブルクロスが使用されるようになったのは、明治時代に入ってからでした。政府の極端な欧化政策の下、イギリスのビクトリア女王の時代に完成されたテーブルマナー一式をそのまま導入したようです。
しかし、当時はまだ、日本的な風習も根強く、一般的な家庭にまで普及することはありませんでした。
テーブルクロスが日本でも普及したのは、第二次世界大戦後だと言われています。高度経済成長を経て、物質的に豊かな国となると、一般庶民のライフスタイルは欧米化していきました。こうした流れのなかで、市民権を得たテーブルクロスは、一般家庭の食卓だけでなく、イベントの受付ブースの製作や、展示商品の販売促進アイテムとしても作成されるようになりました。現在では、当店のような安い価格での激安印刷業者も登場し、ますます制作が容易になり、活躍の場が広がっています。